TEAM RED in TIサーキット

しにょにょめの巻

ごめんなさい、読みにくいです。後日編集しますので、我慢してください。


9/13 リボルバー&レイブロスTIサーキット走行会

しにょにょめの参加報告

9/13(日)朝5:00、つくにの携帯で叩き起こされ加西SAへ。
エンジンは絶好調、ブレーキパットはフロント&リア共に新品に入替済み。
ブレーキオイルも換えた。町乗りで履きつぶしたGグリもポテンザになんとか履き換えることができしにょにょめ的にはもう全然問題がない状態のつもりでいた。
実際、中国道を走っていてもリアがちゃんと食いついているし、変にハンドルを取られることもない。
「今迄で一番いい状態や。」などと密かに感動していることなど、積車に86を乗せて走っている哲ちゃんには知るよしも無かったことだろう。(笑)
さて、TIサーキット到着!私は二度目のTIである。
前回は哲ちゃんの走行を見に、7月に来ていた。
「あの時は少し雨が降っていてかなりの車が突っ込んで行くのを見たなあ。
今日は晴天だし、まあ大丈夫だろう」とタカをくくっていた。
この後とんでもない目にあうことなど知るよしもなかった。
哲ちゃん、つくに、キャプテン、ブラザーの4人とも車をいじりだした。
私はこれといってすることがない。(というよりも何をしていいかわからなかった。)
そこで、車に積んでいた小物(レーダやカバー等)を下ろし、それらしい事をやっていた。
そうしている間にドラミである。
ドライバーがゾロゾロ集まってきた。なにやら怪しげな雰囲気。
少し緊張してきた。走行についての説明、サーキットの説明、注意事項等、今から自分がやることの危険さに気が付いた。
さあ、いよいよ1回目のトライ。
エンジンをかけ、つくにの後ろについていった。
心の準備ができていないのにシグナルは青を示している。
92がスーチャーを効かしながら1コーナーを曲がっていく。
私は3速に入れてハンドルを切った。「何や、こんなもんか」
正直そう思った。
簡単について行ける。
これやったらついていけるんちゃうかそう思った刹那、コーナー入り口付近でシルビアが傾いた!
ロールである、しかもロール大魔王である。
4速にいれていた私はブレーキを踏みつつ、ハンドルにしがみついていた。
だめや!曲がれん。あっという間にすり鉢コーナー、減速も程々に3速に落とすとグランツーリスモのようにリアが泣いた。
「けつ振りまくりや。あかん、飛んでまう。」
私は、はるか坂の向こうに消えてゆく92に手を振るまもなく、4速に入れることが精いっぱいでヘアピンに入る頃にはヘロヘロになっていた。

ヒートアップしている自分に気がついたのは、そう、ダブルヘアピンの立ち上がりの時だった。
2速から3速へ押し込んだとき、かすかにリアが鳴いた。
まだまだ!とアクセルを踏み込んだその瞬間、ポテンザ君が悲鳴をあげた。
フロントが右へ流れていく。いや、正確にいうと、けつが左へ押し出されていくような感じだった。
慌ててハンドルを左に切るが体制は戻らない。
このまま回るのか?と思った時、車は少し前を向いた。
「いける。」サーキット初挑戦の私はこの時マジでアクセルをべた踏みした。
挙動が乱れているシルビアを、ちゃんと立て直しもせず、いきなり全開である。
結果はご想像の通り、見事に回った。
アッという間の出来事でどうなったのか一瞬解らなかった。
幸い後ろからは誰もこない。
エンジンをかけ直して車を前に向けた。
ピットインできる。
わたしは蹴られた子犬のように「キャンキャン」泣きながらピットインした。
すみだがタイムを教えてくれた。
「しにょにょめ君よー頑張ってるで、2分17秒でてるわ」
私は心の中で、「マジ?、いけるやん。これやったら10秒も夢ちゃうで。」
しかし、この考えは非常に大あまだった。
2回目の走行である。
よーしいくぞ、もっと、もっと、もっとおおおおおお???。
しかし、ダメである。
な、な、なんと!踏めないではないか!
そう、踏めないことに気がついた。
しにょにょめ君は踏みたいのに、これ以上ふめない?
どういうことか?
シルビアが悲鳴を上げている。
ぐにゃぐにゃの足にラジアルタイヤ、9月中旬にしては良すぎる天候。
とてもこれ以上踏んでいける状態ではなくなっていた。
初めて「タイヤがズルズルや、」というセリフが口から出てきた。
この私からである。
自分でもびっくりした。
そのくらいこの日のコンディションは過酷だったのである。
私は完走をめざし、クーリングもどきの走行をするのだった。
そして無事に完走し帰ってきた時のことである。
アイドリング状態でしばらくエンジンを回していているとモクモクと白煙がマフラーから出てくるではないか!
私はとっさにエンジンを止めた。
しかしターボタイマーが作動する。
約2分の設定。
あれよあれよという間に、そこら中にオイル混じりの白煙が立ちこめた。
「やばいんちゃうん?」、「2回目、完走したのはまずかったなあ」
チームピットクルーから手厳しい意見が飛び交う中、私はタイムアタックをするべきかそれとも止めるべきか判断出来ずにいた。

「せっかくTIまできといて、タイム計らんと帰るんかいなあ。」
まさに地獄のようなセリフである。
悔しい。
しかし潰すわけにはいかない。
そうこうしている間に3回目、私は腹をきめた。
「畜生!こうなりゃ行ってやる!タービンブローしてみやがれ。」
颯爽と出ていこうとしたその時、オフィシャルのお兄さんに止められた。
もうつくには1コーナーを曲がって行ってしまった・・・。
オフィシャル「あのーちょっと白煙吹いてるんだけど。吹かしてみてくれる?」
わたし「あ、すみません。」
ウォンウォン・・・。
オフィシャル「うーーーん。大丈夫みたいやけど・・・。もし、危なかったらピットサイン出すから1周してきてくれる?」

わたし「あ、はい。すみません。」
そして心の中で私は「よっしゃ、もう大丈夫や、全開くれたったら、白煙あげへんのじゃ。」と1コーナーへ入っていくのでした。
こん時は「もうダメや、止められたらタイムわからへんまま終わるやないけ!」とブツブツ言っていましたが、タービンブローの事はすっかり忘れていました。

タイムアタックの時は不思議なくらい落ち着いていました。
ある程度の限界はわかったし、なにより、17秒台が出ているので、今まで通りの走りでも十分なはずだったからです。

なにより、タイヤがもう限界で、1回目、2回目を上回る走り方をする事はもう考えられなかったしそんな無謀なことをするよりも、しっかりブレーキングする事に重点を置いて
走ろうと決めました。
「よっしゃ、白煙はふいとらんぞ。水温も不思議と上がってこーへん。」
(もしかして、運がよかっただけかもしれません。)
走行は淡々と進み、無事ピットへ。
すみだが撮ってくれていたビデオにもあまり返事をせず、(エンジンが気になって、それどころではない)
速攻でエンジンを切り、ボンネットを開けた。
「なんとか、もったなあ。」
一応大丈夫そうである。
「お疲れー。ホッとした瞬間だった。」
あまりの脱力感にテーピングしたビニールテープをはずす作業すらできない状態だった。
しかし、ちょっと遅い昼食をみんなで食べたとき、全員にびっくりされることとなった。
そうなんです!なんと、2分15秒042が出てたんです。
それから先は皆さんご存じのように、そこら中でびっくり仰天のオンパレード。
タービンブローさえなければ、次回も走りたいが、さてどうなりますことやら・・・。

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